ひなまつり🌸
3月7日、病棟でひなまつりレクをしました。
今回のメインイベントは、放射線科スタッフによるバルーンアートでした。細長いバルーンから、犬やお花が作られていく様子に、患者さまは興味津々で、できた時には拍手喝采を頂きました。
病室から出られない患者さまのところへは、スタッフが出向いてバルーンアートを見てもらいました。
バルーンアートの後は、桜餅を食べました。
患者さまからは「楽しかったです」という声をたくさん頂けました。ありがとうございました。
次回の行事イベントは、いつしようか、何をしようかなと楽しみに考えている、高齢者ケア委員会です。

2023年3月6日、不破看護師によるリラクゼーション研修会に参加させて頂きました。内容は、リラクゼーション・タッチングに関する講義、グループワーク、グループ発表の3つで構成されていました。看護師だけでなく他職種の方も参加されていてBGMもあり、和やかな雰囲気の研修会でした。
講義では、不安や苦痛といったストレスが「触れること」により緩和され、ほんの少しのかかわりでも患者さんを癒すことができること、そしてそれは自身でストレス対処行動をとることができない患者さんにとって、大きな意味があることを学びました。
グループワークでは「触れること」について、どんな時に快か不快か?などを話し合いました。患者さんの立場になって考えた意見や、自分ならどう感じるかなど、様々な意見が聞かれました。印象的だったのは「相手との信頼関係、距離間によって感じ方が異なる」「ぬくもりを感じられることが大切」という意見や「コロナ渦で触れ合いが不足し求めている人、逆に距離を置きたい人がいる」という意見でした。
日頃の何気ない会話やさりげない触れ合いが、時に相手を癒すこともある。不快にさせることもある…。当たり前のようですが、掘り下げていくと色々と考えることができました。仕事にも日常にも、様々な場面で活かせると良いなと思います。ありがとうございました!
外来看護師 築紫
看護部伝達講習会 在宅療養支援について
難波看護師の伝達講習『在宅療養支援について』を聴講しての学び、感想を報告します。
在宅療養へと移行される患者様が当院にも多数いられる中、自分としては漠然と家族の介護力や社会サービス導入を整え生活が安定できればと捉えていましたが、そこに至るまでに外来通院患者様への在宅療養支援として細かな段階を踏み、病状管理および医療処置への支援、治療継続支援、意思決定支援、在宅サービス利用支援等と様々な支援が必要であるということを認識することが出来ました。また、支援にあたって患者様やその家族との信頼関係の構築を行い、ニーズの把握に努めることで、対象が望む在宅療養に繋がると感じました。
この学びは入院患者様の在宅療養支援に通じる部分があり、今後の業務に活かしていきたいと思います。
看護師 築紫大樹
透析療法従事研修会レポート
R5.2.16に透析療法従事者研修会が開催されました。
日本国内では透析患者さんのうち年間34000人の方が亡くなっています。透析導入理由で多いのが糖尿病腎症と腎硬化症です。腎機能は不可逆的な臓器であり主疾患による合併でのAKIを除くと根治そのものが難しくCKDに至ることが多いです。腎機能維持が困難になれば生体間腎移植または透析での治療が行われる事になります。
透析には大きく2種類あり、シャント増設や一時的なブラッドカテーテル挿入などによる血液透析と腹部にカテーテル留置して行う腹膜透析とがあります。腹膜透析は透析患者さんの3%に該当します。そのため多くは血液透析を利用することになります。血液透析は脱血でダイアライザーによる中空糸膜での分子間移動を利用して腎機能の代替を担っています。また血液透析には拡散目的のHDと拡散ろ過を行うHDF、間欠的なインターバルを置くIHDF、持続的に行うCHDF、水分のみを除去するECUM、血漿交換目的のPEなど多岐にわたる種類があります。多くが病院やクリニックにて行われていますが、在宅でも実施可能でありますが、メリットもデメリットもあります。
透析利用者さんは、健康状態はもちろん生活状況も観察していく必要があります。DW設定を基にある程度体重コントロールしますが、生活歴が変われば自ずとDW設定も変わっていくため現在のADLなども考慮して介入する必要があります。また透析患者さんは水分コントロールされていることもあり便秘になることが多い為、便秘予防が必要となります。あとはシャント増設部の感染リスクもある為、清潔に保つことも指導していく必要があります。
研修会は医師も含めて参加者多数であり、皆一様に真剣に耳を傾けていました。今後は、日曜日以外透析が開始になる為、一層知識を共有していく必要があると感じました。
看護部 大野裕也
薬事・放射線研修会に参加して
R5・2/9 薬事・放射線の必須研修会が行われました。
薬事研修は、当日、飛行機が欠航してしまいエーザイ株式会社が来島出来なかったため、オンラインにてMRさんより、せん妄と不眠について講習が行われました。
せん妄の3因子は、準備因子、直接因子、促進因子です。せん妄を火に例えると、準備因子⇒薪、直接因子⇒ライター、促進因子⇒油となります。せん妄の火を燃え上がることを防ぐために、促進因子の低減について説明すると、日頃の環境で使用している物を取り入れたり、本人の生活背景や習慣を取り入れるなど、環境整備が重要と学びました。
放射線研修は、石垣放射線技師より、「正しい放射線防護していますか?」の題材にて被曝について学びました。
放射線の距離や線量について選択問題の提出から解説の展開があり、理解しやすい内容でした。
普段使用しているプロテクターも3タイプ、それぞれに意味があり、普段何気なく使用している事が多く、業務内容に合わせて選択することが大切と考えることができました。
直接線についても説明があり、介助の立ち位置や場所の離れ方の説明もあり、日頃から意識しながら業務にあたる必要があると感じました。
防護には距離・時間・遮閉3点に絞った説明もとても理解しやすい内容でした。
せん妄については、当院では通院・入院ともに高齢者も多く、特に入院では環境の変化によりせん妄を起こすこともあり、3因子が関わっている事と、環境整備により促進因子の遅延や予防対策につなげる事が大切と感じました。
放射線については、放射線防護の知識の浅さも実感し、防護について再確認できました。
今回の研修は、日々、直面する場面が多い内容のため、研修で学んだ内容を意識、再認識する良い機会となりました。
看護師 川口