褥瘡研修会を終えて
令和6年度9月19日に白十字の茂野さんによる褥瘡研修会が行われました。この研修会では、実際に様々な種類のオムツやパットを手に取って触らせていただきました。また、尿と想定した水を含ませたオムツの状態など、患者様が使用している状態を触って体験しました。
色々な説明がありましたが、印象に残っている内容としては、オムツに使用してある「パルプ」というものが、皮膚かぶれや肌の状態を維持できるよう弱酸性素材のパルプを使用していることです。オムツ内の菌増殖を抑制、皮膚バリア機能を正常に整えていることがわかりました。オムツ内の快適性UPのための「ムレ軽減・股下などの違和感軽減・弱酸性に保つ」この3つのポイントも知ることができました。また高齢者は成人と比べて睡眠自体も変化します。ノンレム睡眠が少ないため、通常のオムツの交換頻度だと夜間の交換時に安眠妨害させてしまうことがあります。今回研修会を行ってくれた業者さんのオムツでは、吸収率の良さや上記の3つのポイント+交換回数を減らし患者様の安眠を促すといった工夫がありました。
オムツやパットそれぞれに使用する患者様の皮膚トラブル軽減や、着用している時の安心感、また職員の負担軽減や業務の効率化など、とても考えられていることがわかり、知らなかった知識を知ることができた研修会でした。適切なオムツの使用が褥瘡や皮膚トラブルの予防に繋がることがわかったので、この知識を今後の業務に生かしていきたいと強く感じました。
看護助手:福士琴音
敬老会
9月17日に病棟で敬老会を開催しました。今回はカルタ大会がメインイベントで7名の患者さんが参加してくれて、笑いあり、涙もありのとても白熱したカルタ大会になりました。
カルタが終わったあとは、当院の厨房職員特製のピッツア(病院の畑でできたトマトを使用!)と温かいお茶を全員で美味しくいただきました。
参加してくれた患者さん、ありがとうございました。
7月16日ロワーマネジメント研修会が全部署管理職を対象に開催されました。
ロワーマネジメントという言葉をそもそも聞いたことがなく、一般的には企業や経営に関する用語のようで、「ロワーマネジメント=係長や現場監督など直接末端の業務を指揮、統制する職能のこと」それは当院の組織において各部署の管理職がそれにあたるものであり、自身に置き換えて関心を持って聞くことができました。
はじめは工藤透析科時科長からの発表で、「チームの成果を最大化するため管理職として何をすべきか」をテーマに、管理職の役割は1、上司の補佐役、2、部下の支援役、3、業務の推進役であり、組織の目標に向かって中核となって率先して働くことを求められているとの話でした。
次に勝呂副看護科長の発表はシュミレーション形式で行われ、管理職ならば、どのように立ちふるまうかを学習する機会を得ました。
総じて、管理職とは現場でチームを円滑に回せるように「業務管理」と「メンバーを取りまとめる」2つの役割があって、管理職としての技術も磨いていかなければならないと感じました。
リハビリ室 理学療法士 澤目
夏のイベント
利尻も本格的な夏になり、毎日暑い日が続いています。島民の皆さんは、漁やお手伝いにと忙しく過ごしておられます。
病院では普段は季節感を感じることは少ないですが、夏らしい行事を企画し、開催できたのでお知らせします。
⭐︎七夕まつり🎋
利尻では旧暦にあたる、8月7日に七夕をするのが一般的です。少し早いのですが、今年も7月25日に「七夕まつり」をしました。
入院患者さん4名が参加してくださり、七夕体操、ゲーム(宝引き)をして、みんなでおやつをいただきました。おやつは七夕まつりに参加しなかった患者さんにも食べていただきました。
病棟では笹飾りをしています
栄養科職員が作ってくれた水まんじゅう
見た目も味もさわやかで夏らしいおやつ、大好評でした
⭐︎病院菜園🍅
病院玄関前の花壇の一部を使って、5月から野菜を育てています。
入院患者さんと一緒に苗を植えて、ぐんぐんと大きくなり、ミニトマトは少しずつ収穫もできています。
外来患者さんにも見てもらえているようで、声をかけてもらうことがあり、嬉しく思っています。
看板は患者さんと一緒に作成しました!
⭐︎北見冨士神社例大祭👺
6月25日に沓形でお祭りがありました。
お神輿、天狗、奴さんが病院の近くを通るときに車椅子で外へ出て観に行きました。
お祭り大好きな患者さんに、とても楽しんでもらえました。
高齢者ケア委員会では入院生活の中にも季節を感じたり、楽しんでもらえるような計画を立て、病院職員みんなで協力して実施しています。
長期入院の患者さんも多い中で、その人に合ったレクレーション、気分転換などをこれからも考えていきたいと思っています。
院内感染研修会を終えて
令和6年6月27日に院内感染研修会が行われました。
今回の研修会では、A群溶連菌感染症をテーマに、普段の業務上の感染対策の2点について講義していただきました。
一つに溶連菌といっても何種類もあり、A群溶連菌感染症とはどのような症状が現れるのか、対症療法や、薬の効果的など、様々な点について詳しく教えていただき、子どもがいる職員が多い中、今後の感染対策や感染した後の対応などに役立てていけたらと思っております。
また、コロナウイルス感染症が5類となったことで、日々の感染対策の甘さを痛感しました。
手指消毒のやり方、消毒液の必要量、マスクのつけ方。今まで行っていた感染対策の自分自身で緩くし、家族や友人に感染させるリスクを自分であげていたことを強く思わされる研修会だったと思います。
今回の研修会を経て自分ができる感染対策をしていき、コロナウイルス感染症が5類になったからといって油断することなく、ほかの感染症にもしっかり対策をして、家族・友人・職場への感染拡大を防いで今後も業務に励みたいと思いました。
記載:事務 柴田