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2017年08月30日

輸血勉強会が開催されました


 北海道ブロック血液センター 旭川事業所学術課 葛間さんのご協力のもと、8月23日に輸血勉強会が開催されました。今回のテーマは「輸血副作用と感染症」についてでした。
 PBM(患者中心の輸血医療)が叫ばれる中、1単位の輸血でも術後経過に悪影響があるというデータには非常に驚かされました。これまで携わってきた患者さんの医療の中では、術中はもちろん術後や、疾患からくる貧血に対しては輸血が有効な治療であると思っていたため今回のお話は非常に興味深いものでした。また、輸血の副作用いついては、その歴史も含めてお話して頂き、興味をそそる内容でした。中でも、E型肝炎については、これまで耳にしたことがあるくらいで感染経路やどのような症状であるのかなどもの知識がなかったのですが、今回のお話で最近は意外とHEVが多く、ウイルス性肝炎を疑う場合、B型、C型以外となると、E型の確立が高いということを知ることができました。
 最近の医療事故ニュースで、ABO型間違いの輸血を実施してしまった事例や、患者違いの事例など輸血に関連するニュースがトピックスにあがっていたこともあり、非常に興味深い勉強会となりました。今後看護師として患者さんに関わる中で、輸血と関わることは必須となってくるため、今回の勉強会で学んだことを念頭に置き、安全でかつPBMを考えた治療に関わっていけるように努力していきたいと痛感しました。                   

                                                                                          病棟看護師  千田 恵

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