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2018年06月14日

安全な輸血を行うために2018が開催されました


  6月7日、輸血勉強会『安全な輸血を行うために2018』が行なわれました。講師は日本赤十字社北海道ブロック赤十字血液センター旭川事業所学術課の山本健さんです。今回は輸血による感染症や輸血過誤防止のポイントについての話しの他、輸血知識の理解度チェックをしていただきました。
 輸血による感染症では血小板製剤との関連性が高いと考えられた細菌感染症例の話しがあり、Ir-PC-LRの輸血の投与開始20分で発現して死亡に至ったケースがあったと聞いて、恐ろしさを感じました。私たち看護師は輸血実施の際の最終確認者となるので輸血製剤の外観確認など決して怠ってはいけないと再確認しました。
 輸血過誤防止のポイントは潜在的組織要因に誘発因子が加わり、さらに間違いや不安全行動が重なることで事故につながるとのお話でした。私たちも日々の看護実践の中でマニュアルの不遵守によるインシデントを経験することがあります。特に輸血の場合は重大なアクシデントに繋がる可能性があります。患者を守り自分自身を守るためにもマニュアルを遵守し、常に新しい知識や情報を取り入れ、安全を第一に考えた看護を行い、事故防止の最終防壁となることを自覚する良い機会になりました。
 輸血知識の理解度チェックでは私自身間違って覚えていた知識もあり大変勉強になりました。山本さん、ありがとうございました。                            
                
                             記:病棟看護師 中澤亜紀子

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