CSS3を利用できるブラウザでご利用ください。 Please Use Web Browser support for CSS3. ( >= Firefox3.5 Safari4 Opera10)

2022年04月05日

伝達研修、がん疼痛、家族看護

伝達研修

  最新!現場で活かせるがん疼痛マネジメント

  家族看護、~家族の理解を深めよう

                                    2022330日(水)

最初に横井看護師による「現場で活かせるがん疼痛マネジメント」について研修を受けました。

現在進行がんの患者さんに現れる様々な症状には「痛み」が75%以上を占めており、痛みの性状も神経学的分類によるものや、痛みの出現や持続時間により定義されたものがあり、痛みをコントロールすることは患者のQOLに大きく影響を与えるということを学びました。

また、高齢者の疼痛に関しては生理学的変化や認知症によるもの、高齢者が痛みを訴えない様々な要因があり、オピオイドの使用には通常より慎重にならなければならないことを改めて学習しました。

痛みのマネジメントにおける看護師の役割においてはアセスメントする上での基本的なことである痛みの原因、項目、痛みの強さを表現するスケールの種類について知ることができました。

さらに、痛みに対しては全てNSAIDSやオピオイドだけでなく、抗うつ薬が有効であることもあり、痛みをマネジメントすることで患者の苦痛を軽減できると思いました。現在、終末期の患者さんの中には「できるだけ家で過ごしたい」と希望される方もおり、在宅での医療麻薬の取り扱いなども知ることができ、在宅療養を希望する際に注意が必要なこともわかりました。

次に不破看護師より「家族看護~家族の理解を深めよう」について研修を受けました。現在、超高齢化や核家族化、結婚に対する意識の変化から血縁だけではなく、「家族だと信じるものが家族」というものに変化してきているということ、そして看護の対象は患者だけではなく家族の一員である患者を含めた家族集団であることも知り、それぞれの家族の特徴をつかみ、家族とのコミュニケーションをとることで患者の療養生活を支えることができることを学びました。最後に事例を通してグループワークを行い、各グループの発表のなかで、家族への支援について学ぶことが出来ました。

入院日数の短縮、コロナの影響による面会制限、価値観の多様化により在宅療養の機会は増加しつつあります。今回の研修は、患者さん、家族の意思決定を支援し、療養生活を支えていくために有意義な研修でした。
ak
                                                                          看護師 水谷

このページの先頭へ