平成28年度利尻町総合防災訓練を9月2日（金）に実施しました。
　今年度は、北海道警察・宗谷総合振興局・稚内開発建設部・稚内地方気象台・稚内海上保安部・消防本部・消防署・コカコーラ・町内各自治会等各関係機関多数のご参加、ご協力を頂き、参加者・関係機関総勢約３００名という大規模な訓練となりました。
前半の第１部訓練では、役場内での災害対策本部の設置運営訓練、一部地区を対象にした地震・津波避難訓練、稚内地方気象台による防災講話を実施しました。避難訓練では、非常用持出袋を背負っている方が多く見られるなど防災意識の高さが表れていました。防災講話も、皆さんの真剣に話を聞く姿が印象的で、地震や津波が他人事では無いと再認識する良い機会になったと思います。
後半の第２部訓練は、沓形港耐震岸壁周辺を会場とし、各機関による実動訓練を実施しました。稚内海上保安部と利尻町による物資輸送訓練、北海道警察と消防署による救出救助訓練では、見ている人にも緊迫感が伝わるような訓練になりました。稚内海上保安部の巡視船と稚内開発建設部の業務艇の船内見学や稚内地方気象台、稚内開発建設部による防災装備品の見学では普段なかなか見ることのできないものばかりで、貴重な体験になりました。
　今年度は、全体を通して地震・津波をテーマに訓練を実施しましたが、近年は暴風や大雨による災害も増えてきています。今後も、様々な災害を想定した防災対策事業を実施していきたいと考えておりますので、町民皆様の積極的なご参加、ご協力をお願いいたします。

H28利尻町総合防災訓練写真（PDF)