2018年5月30日利尻富士町沼浦海岸付近でヒグマのものとみられる足跡が発見された。
その後、フンや足跡、自動撮影装置に映像が記録され、106年ぶりの利尻島でのヒグマ生息が確認された。
ヒグマの痕跡は、島内各所で確認されたが、その姿を目撃することなく、7月13日以降は新しい痕跡が見つかることがなかった。
2019年シーズンも関係者等による監視活動を続けていたが、6月の繁殖期を過ぎても、新たな痕跡を発見することはなかった。
そのため6月28日利尻島におけるヒグマ対策連絡会議において、現時点で利尻島にヒグマは生息していないと判断、また専門家による分析・コメントを受け、北海道宗谷総合振興局は終息宣言を行ったものである。
今後の対応については、専門家より北海道本土からのヒグマの渡島が起きないという保証はないことから、今回の経験を活かした渡島、上陸を想定した対応方針の準備をする事とした。
利尻町長コメント(PDF/59KB)
2019年6月28日